手作業による廃棄自動販売機のリサイクルを行っています

自動販売機の普及が著しい現在、特に缶製品全体の約60％以上が自動販売機による売上だといわれています。そのため、販売機は年々、リニューアルのサイクルが早くなりつつあります。当社では、この廃棄自動販売機のリサイクルにも取り組み、フロン回収、金属、非鉄金属、プラスチック、蛍光管、電池などに分別し再資源化しています。

�@荷降ろし

使用済み自動販売機・業務用冷蔵庫などが搬入されます。

※家庭用冷蔵庫など、家電リサイクル法対象の製品は、お取扱いできません。

　

�A回収処理（フロンガス・アクリル板・蛍光灯・電池等）

廃棄自動販売機のリサイクルでは、鉄スクラップを製鋼原料としてリサイクルする他、アクリル板や蛍光灯、基盤、電池、モーター・配線等をリサイクル化するため手作業で分別し、回収します。
また、冷媒として使用されているフロンガスは、焼却破壊処理するために回収を徹底しています。

フロンガス回収	アクリル板回収
蛍光灯回収	基板・電池回収
モーター回収	配線回収

　

�Bプレス（圧縮）・シュレッダー（破砕）処理

出荷先の規格に応じて、プレス（圧縮）またはシュレッダー（破砕）処理を行います。

（1）プレス（圧縮）処理

容積を小さくして1回の出荷量を増やすことにより、輸送コストダウンはもちろんですが排気ガスから発生するCO2の削減に取り組むなど、環境への配慮も行っています。

プレス処理前	プレス処理後

（2）プレシュレッダー（荒破砕）・シュレッダー（破砕）処理

シュレッダー本体に投入する前に、プレシュレッダーマシンで荒破砕を行います。
荒破砕後にシュレッダー（破砕）処理を行い、選別ラインへと移動します。

プレシュレッダー投入前	プレシュレッダー投入後
シュレッダー処理後	選別ライン

�C出荷

プレス（圧縮）・シュレッダー（破砕）処理された母材は、製鋼原料として出荷します。
種類別に出荷を行うことで、リサイクル効率を高めています。

プレス出荷時	シュレッダー出荷時