春眠暁を覚えず

ずいぶん暖かくなってきましたね。ついこのあいだ大雪でおおわらわだったのがウソのようです。暖かくなってきたせいか、先日朝寝坊してしまいました。まさに「春眠暁を覚えず」です。

春眠暁を覚えず(しゅんみんあかつきをおぼえず)って、「春の夜は短く、また気候もよいので、つい寝過ごしてしまう」という意味です。むかし大人が言っているのを耳にして記憶に残っていたのですが、出典は何なのかなとふと思って調べてみました。

中国唐代の詩人、孟浩然(689年-740年)の詩「春暁」がその出典です。

春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く、夜来風雨の音、花落つること知る多少。

春の夜の眠りは心地よく、朝が来たのにも気づかなかった。あちらでもこちらでも鳥が啼くのが聞こえる。昨夜は一晩中、雨まじりの風が吹いていたが、花はどれくらい散ってしまっただろうか。

丸栄・本社の桜がもうすぐ咲きます。

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